自己PRの内容は企業側に合わせる

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自己PRの内容は企業側に合わせる

自己PR文は簡単そうで難しい。実際に書き始めるとそう感じる人がとても多いと思います。別記事でも少し触れましたが、自己PRとは単純に自分が自分で長所だと感じている部分をただ書き連ねても意味がありません。あくまでも企業がどんな人材を欲しがっているかを念頭に、企業のニーズと自分の特徴をマッチさせなければならないわけです。

自己PRとは「あなたの長所を教えて下さい」という質問に対する答えとイコールではありません。自己PRとは言い換えるならば「あなたの長所・短所、全部ひっくるめて教えてください。そして当社にマッチするかどうか判断させて下さい。」という質問なのです。

就職活動している人の多くは第一志望や第二志望の企業はあるものの実際にはかなり数多くの入社試験を受ける人がほとんどです。そして、それら多くの企業に対して、全く同一の自己PR文を書いている人がかなりの数いるのです。

企業によって社風も違えば求める人材も違います。たとえ業種が同じだとしても意外なほど人材ニーズは異なるものなのです。その点について丁寧に調査し、就職活動に反映させることができれば書類審査を通過する確率も、面接をパスして内定を勝ち取る確率もかなり高くなるのです。


一つの例としては、ある大学生がA社とB社という二つのお菓子メーカーへの就職活動を進めていた所、A社は比較的低年齢層向けのお菓子のラインナップが多く、逆にB社は成人向けのお菓子市場でシェアを伸ばしていることが分かったのです。

その大学生はA社に対する自己PR文として、「身長を伸ばす効果のある栄養素」など、親が子供にお菓子を買い与える際に強い訴求力のあるテーマを活用してその内容を作成しました。

また、B社に対しては「食事の代替となる置き換え型お菓子」を提案しつつ自己PRに繋げるなど、それぞれの企業の意識がどこに向いているかを的確に判断し自己PR文を作成したのです。

自己PRと企業ニーズをマッチさせるための切り口はたくさんあります。そして自分の特徴を様々な角度から見つめなおしてみることで、これまで興味の湧かなかった業界に対して関心が向くかもしれませんし、自分の新しい可能性に気づくかもしれません。

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