教員採用試験の自己PRの例文・書き方(3)面接での自己PR
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教員採用試験の自己PRの例文・書き方(3)面接での自己PR
理想と現実の間で葛藤し続ける職業といえばやはり教師、つまり教員でしょう。誰もが熱い理想を持って教員を目指すわけですが、実際の現場では様々な事情により思い通りの教育を行えないことも多々あるようです。
ただ、当然のことながら教員採用試験に合格しなければそんな悩みを抱えることすらできないわけです。教員採用試験ではとにかく筆記試験の結果が重要になるわけですが履歴書、面接含めて志望動機や自己PRもしっかりしたものでなくてはいけません。間違っても「収入が安定しているから」とか「一般企業には向かないと思ったので」といったような消極的なアピールにはならないようにしましょう。
教員として求められているの能力、性格とはやはり生徒たちに対する指導力とリーダーシップです。つまり、何事にも積極的で努力と工夫で困難を突破していく力が必要となります。自己PR文においてもそのような観点から、自分の過去の経験を踏まえできるだけ具体的、かつインパクトのあるものとした方が面接時の話しのネタにもなりやすく効果的です。不謹慎なようですが、災害時など、極限状態での立ち振舞等は高く評価される傾向があります。
教員採用試験(面接時)の自己PR 例文
私の長所、強みはなんといってもリーダーシップの強さであると自負しております。そして、それは困難な状況、逆境でこそ発揮することができます。私が教員を志す最も大きなきっかけとなったのは○○震災発生後に○○小学校で行ったボランティア活動での出来事でした。私達グループが現場に入った時点ではまだ電気・ガス・水道の全てが回復しておらず、水や食料も圧倒的に不足しているような状況でした。そんな中で私はボランティアグループのリーダーとしてメンバー全員を束ね、少しでも被災者の皆さんが体を休めることができるよう尽力したのです。
被災地はそれまで自分が思い描いていたのとは全く違う恐ろしい程の地獄絵図が広がっていました。自然が猛威を奮った後には人間の造った物など何も残らないということを心の底から思い知らされました。しかし、それでもメンバーを効率的に割り振り、作業の優先順位を決め、スピード最優先で課題一つひとつに取り組んでいった結果、他の避難所と比べても圧倒的に早く安定した避難所の運営を軌道に乗せるに至ったのです。
また、活動中私達に最も積極的に協力してくれたのが○○小学校の生徒たちでした。彼らは自分たちが住む場所を失い、そして中には両親や兄弟を失った子がいるにも関わらず、必死に炊き出しや体育館の掃除を手伝ってくれたのです。私は、ああ、子どもたちとはこんなにも強いものなのかと驚くと共に、とても感動し、このような子どもたちの心と勉学の成長に少しでも力になりたいと考え教育者の道を志したのです。
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上記例文は被災地でのボランティア活動をネタにした自己PR文となっています。大学時代のネタといえば多くの場合アルバイトやサークルがテーマとなる人が多いのですが、この例文のようにできるだけ特殊で極限状態を経験した内容の方がインパクトは大きくなりますね。
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