自己PRのポイントは「失敗体験」

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自己PRのポイントは「失敗体験」

自己PRや自己アピールといえばつい「自分の成功体験」を語ってしまいがちです。学生時代や前職でいかに自分が活躍したか、頑張ったかを採用担当者へと伝えたいのは当然のことですし、もちろんその内容がきっかけで内定にまで大きく前進することもあります。

ただ、企業側が本当に知りたいのは応募者の性格的な部分なのです。プロとして働くということはトラブルの連続です。ミスや失敗は当たり前。それでもなんとかピンチを乗り越えて成果を出し続ける。そのような精神的にも体力的にもタフな人間性が求められているわけです。

どれだけ華々しい実績を伝えられても企業側としては「壁にぶつかった時、この人はどうなるのだろう?簡単に逃げたり、敗北を認めてしまうような人間なのではないか?」という疑問が残ります。よく、面接後に「手応えがあった!話が盛り上がった!」と感じるのに結局は不合格となってしまう人がいますね。そういう人はだいたいこのようなタイプなのです。

一部では「圧迫面接」という応募者をわざと追い詰めるような質問ばかりする面接手法を取る企業もあります。圧迫面接は必ずしも褒められた方法ではありませんが、背景にあるのは「ピンチの時の人間性」を知りたい、という企業側の強い思いなのです。


自己PRの内容としては積極的に「失敗した経験」を書くようにしましょう。そしてその失敗から何を学んだかを熱く語るのです。チャレンジした経験は結果はどうであれ誇るべきものです。そして、そこから学んだ物は何物にも代えがたい大変価値あるあなたの財産です。

企業の採用試験は「落とす試験」ではなく「通す試験」です。企業は自社にマッチした人材が欲しくて欲しくてたまらないのです。ですから、採用担当者に「この人の良い面、悪い面全てわかったぞ!」と思わせなければいけません。カッコつけてるだけでは信頼してもらえないのです。「学生時代にこんなことやりました。スゴイでしょ?」そんな自己PRにあなたなら魅力を感じますか?私にはちっとも魅力的だとは思えません。

「私はこういうことにチャレンジしましたが、こういう失敗をしました。その原因はアレとコレで、私はこういう事を学びました。」このような自己PRであればその人が成長してきた過程をクッキリとイメージすることができます。

自己PRで良い格好をするのはやめましょう。「価値があるのは成功体験より失敗体験」これを忘れないようにしてくださいね。

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