教員採用試験の自己PRの例文・ネタ・書き方

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教員採用試験の自己PRの例文・ネタ・書き方

教員というのは特殊な職業です。多くの人が学生からいきなり教職員へと立場が変わるわけであり、学生気分から社会人へと気持ちの切り替えが上手く出来ていない人もいるようです。教職員は子供や学生たちに勉学を教える事が仕事ですが、それ以前に一人の社会人として人間性がしっかりと成長していることも自己PRでは示す必要があります。

また、多くの志願者が「塾講師の経験がある」という点を自己PRに利用しているようですが、これは正解とは言えません。塾講師の経験があるだけでなく、そこから何を学んだのかという部分にまで踏み込んで初めて評価されるのです。

自己PRは履歴書についても、その後の面接においても、あまり自信過剰とならないよう気をつけましょう。教育は相当に奥が深い分野です。採用担当者から見れば応募者は全員まだまだヒヨッコ同然です。指導力に自信あり!とするよりも、自らも率先して学んでいく姿勢を見せた方が好感を得られるのです。

教員採用試験の自己PRの例文
私が教員を志すきっかけとなったのは小学5年生の時、担任となったある先生の存在でした。その先生はとても厳しく、体罰を受けたことも何度もありますが、それ以上に人間としての魅力に溢れ、愉快で楽しく、そして熱い魂を持った先生でした。

当時はその先生の素晴らしさに気づかなかった私ですが、今思えば私の人生において毎日が一番楽しく、光り輝いていた時期であったと感じます。私はその先生のおかげで学ぶ楽しさと、学校という集団生活の場において仲間たちと触れ合う喜びを知ったのです。

私の将来の夢はその先生のように、子供たちに生きる喜びや楽しさを教えてあげられる教師になることです。知識を増やす教育ももちろん大切ですが、仲間と助け合い、自分の力で生きる方向を決められる、そんな人間教育力に抜きん出た教育者へと成長したいと考えております。


教員採用試験における自己PRでは塾講師などの経験からくる指導力アピールをしてもあまり評価されません。それは冒頭部分でも述べた通りです。上記例文では、自分が目標とする教師像を具体的に挙げ、教員としてどのようなビジョンを心に持っているかという点にフォーカスしています。

採用担当者は自己PR文を読んで、「その内容が受験者の心の底から湧き上がってくるような自然で本気のものかどうか」をよく吟味しています。学生時代にサークルで部長をしていたとか、ボランティア活動に頑張っていた、などのような自己PR文は全く採用担当者の心を打つものではありません。教員採用試験の自己PR文を書く際は、とってつけたような内容ではなく、あなたが本気で書きたい内容、伝えたい内容であることに留意しましょう。

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